「ホットピラティスってなに?」
「ホットヨガやピラティスとはどう違うの?」
「ホットピラティスにはどのような効果があるの?」
ホットヨガは聞いたことがあるものの、ホットピラティスが何か知らない方も多いと思います。
この記事では、ホットピラティスの基本から期待できる効果、さらにはホットピラティスを受講できるおすすめのスタジオまでを、ピラティスナビ編集部が詳しく紹介します。ホットピラティスが気になっている方や挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホットピラティスとは?
ホットピラティスとは、室温35〜40℃ほどの温かい環境の中で行うピラティスのこと。基本のピラティスと同じく体幹を鍛えるエクササイズを中心に行いますが、温かい室内で行うことで、より筋肉が伸びやすくなるのが特徴です。
また、汗をかきやすくなるので、冷え性が気になる方やダイエットを目指したい方にも人気が高まっています。しかし、ホットヨガや一般的なピラティスとの違いがよくわからない方も多いはず。
ここでは、以下の3点についてピラティスナビ編集部が詳しく解説します。
- ホットヨガとの違い
- 一般的なピラティスとの違い
- ホットピラティスが向いている人
それぞれの違いを理解して、ホットピラティスが自分に合っているかどうか確かめてみましょう。
ホットヨガとの違い
ホットピラティスとホットヨガは、どちらも高温の室内で行う点は共通していますが、目的や動きに違いがあります。ホットヨガは呼吸を深めながらポーズを取り、心身をリラックスさせることを重視。瞑想やストレッチ要素が多く、ストレス解消や柔軟性アップを目的にする方に人気です。
一方、ホットピラティスは筋トレ要素が多く、体幹の筋肉を意識的に動かしながら鍛えるエクササイズが中心。温かい環境で筋肉が伸びやすくなることで可動域が広がり、姿勢改善やインナーマッスル強化を効率的に行えます。ゆったりリラックスしたい方はホットヨガ、筋力をつけてボディラインを整えたい方はホットピラティスがおすすめです。
一般的なピラティスとの違い
ホットピラティスと一般的なピラティスの違いは、エクササイズを行う室内の環境です。一般的なピラティスは常温のスタジオで行い、呼吸を意識しながら体幹を中心に筋肉を強化。一方、ホットピラティスは室温35〜40℃の温かい環境で行うため、筋肉が伸びやすく可動域が広がりやすいのが特徴です。
また、ホットピラティスは、体を芯から温めながら行うことで代謝を高め、老廃物の排出を促します。冷え性やむくみの改善はもちろん、血行促進や美肌にも効果的。一般的なピラティスよりも運動後の爽快感やデトックス効果を実感しやすいため、より多くの汗をかきながら体幹を鍛えたい方におすすめです。
ホットピラティスが向いている人
ホットピラティスは、ホットヨガや通常のピラティスに比べて「体幹を集中的に鍛えたい」「しっかり汗をかいて代謝を上げたい」と考えている方に特におすすめです。ほかにも、以下に当てはまる方はホットピラティスが向いています。
- 体幹をしっかり鍛えたい
- 冷え性やむくみを改善したい
- ダイエットを目指している
- 姿勢を良くしたい
- 運動後の爽快感を得たい
- 汗をかいてストレスを発散したい
柔軟性やリラックスを重視するホットヨガとは違い、ホットピラティスは筋力アップや姿勢改善を効率的に目指せるのが特徴です。温かい環境でたっぷり汗をかくことで、運動後の爽快感やデトックス効果も感じられます。代謝を高めながら理想の体を目指したい方は、ぜひ一度ホットピラティスを体験してみてください。
ホットピラティスの効果・メリット
ホットピラティスには、以下5つの効果やメリットがあります。
- 大量発汗でデトックス効果が期待できる
- 冷え性やむくみの改善が期待できる
- 姿勢改善や体幹強化を目指せる
- 代謝がアップしてダイエット効果が期待できる
- 呼吸に集中することでメンタルが整う
それぞれの効果・メリットについて、詳しく見ていきましょう。
大量発汗でデトックス効果が期待できる
ホットピラティスは高温の環境で行うため、通常のピラティスよりも発汗量が増え、デトックス効果が期待できます。デトックスとは、体の中にたまった老廃物や余分な水分、不要な毒素を体外へ排出し、体の内側からスッキリ整えることです。普段あまり汗をかかない方でも、大量の汗をかくことで、体内にたまった余分な水分や老廃物が排出されやすくなります。
また、汗をかくことで毛穴の汚れが流れやすくなり、肌のコンディションが整いやすくなるのも嬉しいポイント。さらに、老廃物をしっかり外へ出すことで体が軽く感じられ、運動後の爽快感が得られるのも魅力のひとつです。普段の生活ではなかなか実感しにくいデトックスを、ホットピラティスなら自然に取り入れられます。
冷え性やむくみの改善が期待できる
ホットピラティスは、血行が促進されやすく、冷え性やむくみの改善が期待できます。普段、手足の先が冷たくなりがちな方でも、体を芯から温めながら筋肉を動かすことで血液の流れがスムーズになり、冷えを感じにくくなるのがメリット。
また、余分な水分が排出されやすくなるため、下半身や顔のむくみが気になる方にもおすすめです。筋肉をしっかり動かして代謝を高めることで、老廃物が流れやすくなり、体全体がスッキリと整います。冷え性やむくみに悩んでいるけれど、通常の運動だけではなかなか改善を感じにくい方こそ、ホットピラティスで体質改善を目指してみましょう。
姿勢改善や体幹強化を目指せる
ホットピラティスは、体幹を強化して姿勢を整えたい方にもぴったりなエクササイズです。温かい環境で筋肉が伸びやすくなることで、正しいフォームで体を動かせるため、普段よりも無理なく姿勢の歪みを改善できます。特にコアを鍛えると背筋が伸び、デスクワークやスマホの使用で猫背や反り腰が気になる方にとって、日常の立ち姿や座り方が安定するようになるのがメリット。
また、体幹が強くなると、腰痛や肩こりの予防にもつながります。さらに、インナーマッスルをしっかり使うのでお腹周りの引き締めにも効果的。姿勢を整えながらボディラインを引き締めたい方は、ホットピラティスを習慣にすることで、見た目だけでなく体の内側からのバランスも整いやすくなります。
代謝がアップしてダイエット効果が期待できる
ホットピラティスは体を芯から温めながらエクササイズを行うため、代謝が高まり、ダイエット効果が期待できる点も魅力です。温かい環境で筋肉をしっかり動かすことで、普段の運動よりも血行が促進され、脂肪燃焼が期待できます。さらに、温まった筋肉は動きやすくなるため、より大きな可動域で体幹を使えるのもポイントです。
また、発汗量が増えて老廃物が排出されやすくなることで、むくみがスッキリし、体が軽く感じられるメリットも。基礎代謝が上がれば、日常生活の中でも消費カロリーが増えるので、無理のないダイエットが実現します。ただ痩せるだけでなく、引き締まった体を作りたい方は、ホットピラティスで代謝を上げながら健康的なダイエットを目指しましょう。
呼吸に集中することでメンタルが整う
ホットピラティスでは、呼吸に意識を向けながら体を動かすので、メンタルが整いやすくなります。ピラティスでは、深くゆったりとした呼吸を続けるのが特徴です。そのため、自律神経が整い、ストレスや不安が軽減されやすくなります。高温の環境で汗をかきながら呼吸をコントロールすることで、集中力が高まり、余計な思考がリセットされるのもメリット。
また、呼吸を意識すると姿勢も安定しやすく、心と体が一体となってリフレッシュできます。普段忙しくて頭の中がモヤモヤしがちな方や、リラックスするのが苦手な方こそホットピラティスがおすすめです。ホットピラティスを習慣にすれば、心のバランスを整えながら前向きな気持ちをキープできます。
ホットピラティスのデメリット
ホットピラティスにはいくつかのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
- 筋トレ要素が多く初心者には負担になる場合がある
- 高温多湿の環境が苦手な方には体調不良のリスクがある
- 胸式呼吸に慣れていないときつく感じやすい
注意点も踏まえたうえで、無理なくホットピラティスを楽しみましょう。
筋トレ要素が多く初心者には負担になる場合がある
ホットピラティスは、体幹を中心に筋肉をしっかり動かすエクササイズが多いため、初心者にとっては思った以上に筋肉への負荷を感じやすいのがデメリットです。特に普段あまり運動をしていない方や、体幹が弱いと感じている方は、お腹や背中に疲労感を強く感じることがあります。
さらに、温かい環境では代謝が上がりやすくなる分、いつも以上に汗をかいて体力を消耗するため、無理をすると逆に疲れが残ってしまうケースも。最初から完璧に動こうとせず、自分の体力や柔軟性に合わせて無理のないペースで取り組むことが大切です。初心者向けのクラスを選んだり、インストラクターに負担が少ない動き方を相談したりするなど、工夫をしながら少しずつ慣れていきましょう。
高温多湿の環境が苦手な方には体調不良のリスクがある
ホットピラティスは室温35〜40℃、湿度60%前後の高温多湿の環境で行うため、暑さが苦手な方には体調を崩すリスクがあります。大量に汗をかくと水分やミネラルが不足しやすく、脱水症状やめまいを引き起こすケースもゼロではありません。また、室温に慣れていないと息苦しさを感じやすく、集中が途切れやすくなります。
特に体調が優れないときや疲れがたまっているときは、無理に参加するとかえって体調を悪化させてしまうことも。レッスン中はこまめな水分補給と休憩を心がけ、自分の体調と相談しながら無理なく行うことが大切です。なお、入会前には見学や体験レッスンなどで自分に合っている環境かを確認しておきましょう。
胸式呼吸に慣れていないときつく感じやすい
ホットピラティスは、基本的に胸式呼吸をしながら体幹を動かすエクササイズが多いため、胸式呼吸に慣れていない方にとっては動きがきつく感じやすくなります。胸式呼吸は、肋骨を広げて胸を膨らませるようにして空気を取り込む呼吸法です。人間が深く息を吸うときは腹式呼吸、浅い呼吸のときは胸式呼吸を使うことが多いと言われています。
胸式呼吸に慣れていないと最初は呼吸と動きを合わせるのが難しく、息が上がりやすくなることも。とはいえ、胸式呼吸は続けるうちに自然と慣れてくるので、焦らず自分のペースを保つことが大切です。胸式呼吸に慣れていない方は、家でも少しずつ練習してみましょう。
ホットピラティスが受講できるスタジオ3選
ホットピラティスを受講するなら、自分に合ったスタジオ選びが大切です。ここでは、ピラティスナビ編集部が厳選したホットピラティスが受講できるスタジオを3つ紹介します。
- LAVA
- CALDO
- ロイブ
特徴や雰囲気の違いを押さえて、自分に合ったスタジオを見つけてみてください。
LAVA
LAVAは、会員の80%以上が初心者であり、ピラティスやホットピラティスが初めてで不安を感じている方にこそおすすめできるスタジオです。インストラクターの指導が丁寧で、初めてでもポーズの取り方や呼吸法をしっかり教えてもらえるので安心して参加できます。
レッスンでは心地よい音楽に包まれながら、リズムに合わせて呼吸と動きをゆっくり丁寧に行うのが特徴的。ピラティス初心者の方はもちろん、経験者の方も無理なく楽しめます。
また、LAVAではホットピラティスだけでなく、ホットヨガやマシンピラティスなど72種類以上のプログラムを用意。「今日はリラックスしたい」「しっかり汗をかきたい」など、目的に合わせて自由に楽しめるため、続けやすく効果も感じやすいのがLAVAの魅力です。
CALDO
CALDOは、冷えやすい体を芯から温めながら、無理なく体を引き締めたいという方にこそおすすめです。遠赤外線床暖房と銀イオンスチームで、息苦しさを感じにくい快適な環境を実現しているので、ホットが苦手な方でもチャレンジしやすいのが魅力。
さらに、CALDOは予約なしでレッスンに参加できるので、思い立ったときにすぐ通えるのも嬉しいポイントです。仕事帰りやスキマ時間に気軽に立ち寄れるため、忙しい方でも習慣化しやすく、運動が苦手な方でも自然と続けやすくなっています。
冷えやすい体をしっかり温めながら、無理なく美しいボディラインを目指したい方は、CALDOのホットピラティスを一度体験してみてください。
<h3>ロイブ
ロイブは、女性だけの空間で、周りを気にせず自分のペースで楽しみたいという方にぴったりです。ロイブは全店が女性専用なので、男性の目を気にせず集中できるのが嬉しいポイント。スタジオは清潔感があり、明るくおしゃれな空間でモチベーションが上がりやすいのも魅力です。
ホットピラティスでは、室温38℃の温かい環境で、体幹を意識しながらじっくり動くことで発汗を促し、引き締め効果や姿勢改善を目指せます。また、ロイブはプログラムのバリエーションが豊富で、ダンス系やリラックス系など気分に合わせて選べるのも続けやすい理由のひとつ。
女性目線で通いやすさにこだわったロイブなら、楽しく理想の自分を目指せます。
<h2>ホットピラティスでよくある質問
ホットピラティスにチャレンジしようとしたものの「本当に効果はあるの?」「暑いのが苦手だけど大丈夫?」など、不安に感じている方も多いはず。ここでは、ホットピラティスに関してよくある質問にピラティスナビ編集部が回答します。
- ホットピラティスの効果は何ですか?
- ホットピラティスの温度は何度ですか?
- ホットピラティスの消費カロリーは?
1つずつ詳しく見ていきましょう。
<h3>ホットピラティスの効果は何ですか?
ホットピラティスでは、以下のような効果が期待できます。
- デトックス効果
- 姿勢改善
- 体幹強化
- 代謝アップ
- ダイエット
- リフレッシュ
温かい環境で体を動かすと筋肉が伸びやすくなり、効率良く汗をかけるのが特徴。また、大量発汗で老廃物が排出されやすくなるので、体の内側からスッキリ整います。ホットピラティスを続ければ、ボディラインが引き締まるうえ、心も前向きにリフレッシュできるのが魅力です。
<h3>ホットピラティスの温度は何度ですか?
スタジオによって異なりますが、ホットピラティスでは一般的に室温35〜40℃、湿度60%前後の高温多湿の環境で行われます。筋肉を温めながら動かすことで、普段よりも筋肉が伸びやすく、可動域が広がりやすいのが特徴です。
温度が高いほど自然に汗をかきやすく、老廃物の排出をサポートしながら代謝を高められるのもポイント。なお、暑さが苦手な方は、35℃前後に設定されているスタジオを選ぶと良いでしょう。
<h3>ホットピラティスの消費カロリーは?
ホットピラティスの消費カロリーは、1回60分のレッスンでおおよそ150〜200kcalと言われています。強度やポーズの難易度、個人の体重や筋肉量によっても差がありますが、常温のピラティスよりも高温多湿の環境で行う分、発汗量が増えて代謝が上がりやすくなるのが特徴です。
ただし、一度の消費カロリーにこだわりすぎず、継続しながら基礎代謝を高めていくことを意識しましょう。基礎代謝を上げることで、太りにくい体を目指せます。
<h2>ホットピラティス まとめ
ホットピラティスは、温かい環境で体幹を鍛えることで発汗を促し、デトックス効果や姿勢改善、代謝アップまで幅広いメリットが期待できるエクササイズです。ホットヨガとは異なり、筋トレ要素が強いので、体を引き締めたい方や冷え性を改善したい方にぴったり。
ただし、高温多湿の環境が不安な方は、まずは体験レッスンで様子を見て、無理なく続けられるかどうかを確認してみましょう。気になる方は、 ぜひ一度ホットピラティスで心も体もスッキリする感覚を体感してみてください。